Android携帯の市場動向と開発動向まとめ
-Androidの市場規模について
App Storeの市場はひと月で約2億米ドル、そのまま年間市場にすると24億米ドル(約2,250億円)規模の市場ということになる。一方Android Marketはひと月で約500万米ドル、年間で6,000万米ドル (約56億円)となり、40倍の開きがあることになる。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/08/28/053/index.html
より内容拝借し、まとめた
日本だけに注目するとまだAndoroidは一機種しか出ておらず、市場はまだまだ成長過程であるといえる。今後に期待するしかないが、技術的側面から見れば将来的な可能性は十分にある。
-Android携帯の概要
2009年7月10日,いよいよ日本初のAndroid搭載携帯電話端末「HT-03A」がNTTドコモから発売された。
AndroidはGoogleが作っている携帯用のOS & アプリケーション開発のプラットフォーム。
Android Marketから各端末はアプリをダウンロードして使うことができる。
iPhoneとは違い、Android Marketを使わずに非公式アプリを配信することもできる。自由にソフトを作成,配信できる。
iPhoneのようにキャリア制限がなく、どのキャリアからも出すことができる。
開発言語はJava。Eclipseに開発専用のプラグインがある。高速化のためにAndroid NDKを使いCでも書ける。Linuxカーネル上にDalvik VMというモバイル用JavaVMを搭載。
Ruby、Python、scala、JavaScriptなどのスクリプト言語にも対応予定。
iPhoneのように、品質を保つような仕組みはなく、自由にAndroid Marketに登録できる形式となっている。
GPS情報、加速度センサ、コンパス、3D表示、ウィジェットの使用が可能。
開発したソフトウエアの登録は、審査がないため、登録が早い。25ドルの登録料でアカウントが手に入れば、Android Marketに登録可能。ただその際に開発者登録も必要。(しかし、iPhoneは最初のアプリ登録の段階で60%が登録拒否される。)
2009年第一四半期から有料アプリも登録可能に、開発元は販売価格の70%を受け取れる。(iPhoneと同様)
登録されたアプリにはユーザーからの評価が蓄積されてゆく。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090708/333496/
より内容拝借し、まとめた
現在ドコモが独自に、Android及びWindows Mobileのアプリのためのマーケットプレイスを作ることを公言。2010年度に公開予定。また新しい課金方法ができるかもしれない。
iPhoneでは継続的な収益を得るため、フリーのアフィリエイト系アプリと有料版の広告なしバージョンみたいな売り方をしている場合が多い。Androidもそうなるかもしれない。
-iPhoneと比べた時の機能
Android携帯は、SIMカードで移行が簡単。カードを指すだけで移行完了。
電話帳などは、Gmailのアドレス帳などクラウドのものを使用するため、そちらも心配はない。
OSアップデートでも“母艦”が不要のAndroid。PCとつながなくてもアップデート可能。iPhoneはどうしてもPCが必要で、バリア商品となっている。
UIパーツ、滑らかさはiPhoneにまだまだ劣る。現状Android1.5はギリギリ、1.6はちょっと高速化。2.0は未知だが、まだまだ課題は多い。
アプリ連携はAndroidのほうが先進的。アプリ間のデータ連携のインターフェースの設計がしっかりしており、リソースやデータの共有、アプリのプラグインなども開発できる。
マルチタスク、バックグラウンド処理が使える。
http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200906/29/android.html#
より内容拝借し、まとめた
マルチタスク、バックグラウンド処理が使えるため、iPhoneでは考えられなかったアプリが作れる。特にダウンロードのバックグランド処理やGPS情報取得などが便利。
やはり、Googleが開発元だけあって、Googleサービスとの連携アプリなどはたくさん出ているし、またそれらとの連携アプリ開発が想定される。
-Androidを取り巻く企業と開発動向
プラットフォームの企画元
「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記
米検索最大手グーグル社、米クアルコム社、独通信キャリアのT-モバイル(T-Mobile International)社などが中心
OHAには上記の企業以外にも、日本のNTTドコモ、KDDI社、テレフォニカ社などの電気通信事業者や、米モトローラ社、韓国サムスン電子社などの携帯端末メーカー、米インテル社、米nVIDIA社などの半導体メーカーなど、大手企業が合わせて34社も参加
2008年12月9日、新たにソフトバンクモバイル、ボーダフォン、東芝、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、華為技術、エリクソン、オムロン、ガーミン、ARMなどの14社がOHA
日本では、2009年10月23日 HT-03AにおいてAndroid 1.6が提供開始となる。
2009年11月8日 Android 2.0搭載のスマートフォン、モトローラ DROIDがアメリカで販売される。なお、Timeのガジェットトップ10でiPhone 3GSを抑え1位を獲得した
http://ja.wikipedia.org/wiki/Android#
より内容拝借し、まとめた
米国では、AndroidはiPhoneに負けない勢いを持っている。
動作性やUIの洗練され具合では劣るものの、プラットフォームの洗練され具合や、開発の自由度の高さなどではずば抜けてandroidが優っている。
iPhoneアプリがあら方できることがほとんどアプリになってしまった事を考えると、Androidが今後バージョンが上がり、うまく高速化されたアプリなどが出てくれば非常に便利なものが出て、少しずつシェアをあげてくるだろう。少なくとも開発者が自由にやれるという点では多くの開発者にAndroidは歓迎されて、逆にiPhoneは開発者を敵に回している感はある。
http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20091209
世界初のWebアプリ開発者のポール・グレアムもこのiPhoneの開発者縛りは失敗だと言っている。
著者 S.Y.